麻酔関連
麻酔とは…
麻酔とは、薬物などを人の体に投与して痛みを軽減あるいは無痛にすることです。この作用によって、人は手術を受けたり、耐え難い痛みを回避することができます。一概に麻酔と言いましても、その投与方法や作用する身体の場所によって、様々な種類があります。病院で手術する時の麻酔であったり、歯医者で抜歯する時の麻酔、あるいは頭痛・生理痛などの時に服用する痛み止めなど様々です。
全身麻酔と局所麻酔
麻酔には、大きく分けて2種類の麻酔があります。
一つは、意識がはっきりとした状態で身体の一部だけに作用させる局所麻酔で、主に侵襲が少ない手術や簡単な応急処置などで用いられます。
もう一つは全身麻酔というもので、投与された薬剤が脳の中で作用し、無痛・意識の喪失・筋弛緩などを満たす状態にすることによって、患者様の肉体的・精神的苦痛を取り除きます。
静脈麻酔と局所麻酔
全身麻酔をする際には、投与方法の違いによってさらに2種類に分かれております。一つは患者様の腕の静脈に薬剤を注射して麻酔する方法(静脈麻酔)、もう一つは薬剤を気体にして口から吸入させる方法(吸入麻酔)です。
この2種類の麻酔方法は、手術の種類や患者様の容態によって使い分けられます。
プロポフォール製剤
私達、フレゼニウス カービ ジャパンが日本で販売している麻酔薬は、静脈麻酔に使用する薬剤(静脈麻酔薬)である『プロポフォール静注1%「FK」』です。
プロポフォール製剤は日本で10年以上前から使われておりましたが、私達は医療費削減に貢献するために2004年からジェネリック製剤として製造・販売を開始致しております。
この製剤はFRESENIUS KABIが得意とする脂肪乳剤技術で製品の安定化を確保しております。